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2010/08/20

コメント

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鍛冶 哲也

出版業界について、切込隊長という有名ブロガーの面白いブログを見つけたのでリンク貼っておきます。
出版社って、「中抜き」ビジネスなの?
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2010/02/post-0a70.html

そもそも普通の業界並みの経営上の(人件費も含めた)コスト削減努力が足りないんじゃないの?という話し。ちょっと私の書いたこととは論点が違うんだけど面白かった。

まあ消費者にとってアクセス可能な情報ソースがべらぼうに増えただけで、情報に対するニーズが減った訳ではないとするならば、いかにして良質なコンテンツを効率よく消費者に届けるのか?そんな視点で流通業としての役割を見直すべきじゃないか。という私の意見は変わりませんけど。

Account Deleted

本文中に私の記事へのリンクありがとうございました。実は、鍛冶さんがお書きになっていることと似たようなことの周辺を、ここ数週間、うろうろと考えがめぐっています。「キュレーター」とか「目利き」というのともちょっとニュアンスのちがう、自分なりの解釈に苦しんでいるところです。
ここを超えたら、もうちょっとおもしろいことが書けそうなんですけれど。

鍛冶 哲也

コメントありがとうございます。

リンクした記事はとても面白く、また、ためになるものでした。御礼をいいたいのはむしろ私のほうです。素敵な記事をありがとうございます。

それにしても、この現在の情報爆発はすさまじいものだと思っています。個人レベルではとても対応できない。結果として大部分を無視して生きている。

しかし、かてて加えて、情報接触量において、かつてない程に個人差が拡大していることを感じます。ジェネレーションギャップもすさまじいことになっている。

コモンセンスというか、社会の共通認識というものがこれ程割れた時代もこれまでなかったのではないか。

政治が割れるのも当然といえば当然かもしれません。

こんな時代にあって、共通性を見いだすことは、とても重要な課題であるように感じています。相互理解というか。でも逆に、ある世代間での情報共有は確立しているのかもしれないななんてこと考えたり。若者とか。

ブログ、SNS、ケータイ。コミュニケーション手段の進化によりある狭いグループ内での共有は深く、濃くなり、グループ外との断絶は深まっている。そんな気がする。

Account Deleted

> ある世代間での情報共有は確立しているのかもしれないななんてこと考えたり。若者とか。

あるいは高齢の(もう一線を退いたような)人々ですね。現在70歳ぐらいの人々の目線から見れば、日本がいちばん激動していたのは昭和30年代ぐらいで、家電製品が一通り普及したあとのここ30年ぐらいはほとんど動きが停滞しているように見えるでしょうね。そういう人々は、新聞のニュースぐらいで世代内の共通認識に到達できるような気がします。

鍛冶 哲也

そうですね。日本の人口構成としては高齢層は無視できない。可処分所得からしても。

そして、テレビを一番よくみているのも高齢層。

ジェネレーションギャップの大きさからいっても、テレビの番組をどんなターゲットに向けてつくるのか、難しいような気がします。

ふと、思ったのですが、価値観の多様性という意味ではアメリカの方がバラけているのかもしれません。

Account Deleted

> 価値観の多様性という意味ではアメリカの方がバラけているのかもしれません。

バラけていますね。ただ、アメリカの場合、既に多様性は前提になっていますね。日本の場合、「日本人は〜」と均質性を前提にしていることが多い。事実として既にバラバラなんだってことを前提にしないとマズいだろうと思うこの頃です。

鍛冶 哲也

イメージなんですが、アメリカの場合、そもそもが人種の坩堝とも言われており、宗教の問題もあって、バラバラを前提とした上で国をつくっている。それゆえにこそ、コミュニケーションについて一所懸命であるように思います。

そして自己主張が強い。自分の主張を相手にわからせること。相手を説得することに一所懸命になる。

それに対して日本人は、共通性を前提としているがゆえに、くどくど説明しなくてもわかるだろう。わかってくれるだろう。わかってるだろ。空気読めよ。という感じで、コミュニケーションに対する努力が少ないような気がする。

ちょっとヤバイ気がします。

それにしても日本では世代間断絶が大きいような気がするのは、接触メディアの差なのか、ヲタク文化のゆえなのか。
 

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