近頃はFAXの誤送信防止についてうるさくなってきています。
機械の方で、なるべくミスを少なくするような機能をもてないか、考えてみました。
(1)送信取消ボタン方式
受信側のFAXがまずはいったんメモリに蓄積。
送信側が送り先に電話をし、受信したFAXのディスプレイに送り側の電話番号の表示がされていることを確認してもらう。
確認ができたら再び送信側のFAXで送信完了ボタンを押すことで、受信側FAXで紙に打ち出す。
電話した相手側のFAXに送信側電話番号が表示されない場合は誤送信なので、送信側で取り消しボタンを押す。
取り消しボタンにより、実際に送った先のFAXではメモリが消去される。(これでなかったことにできる。)
※この方式を実現するためには、送信側、受信側が同じ機能を備えていなければならず、メーカ共通の標準機能として規格化することが必要。更にこの機能を備えたFAXが普及しなければ意味がないので、次世代規格ということか。
(2)会社名をしゃべるFAX
送信時に、データを送る前にまず相手側のFAXから登録された会社名の情報が送信側FAXに送られてきて、送信側でそれを音声合成により読み上げる。
送信者がその会社名を確認して、よければ送信実行ボタンを押すことにより、FAXデータの送信が開始する。
※これも(1)と同様、この機能が規格化され、普及することが前提となる。どこかのメーカ1社だけが対応しても意味がない。
(3)電話番号読み上げFAX方式
送信時にFAXがダイヤルされた電話番号を音声合成により読み上げる。
それを聞いて確認し、再度送信ボタンを押すことで実際に送信を開始する。
(4)でっかいボタンとディスプレイ方式
ダイヤルボタンをでかくする。とにかくでかく。手のひら全体で押し込むくらいにでかく。アクションが大きくなることでダイヤルすることについて注意が高まる。
ダイヤルした電話番号を表示するディスプレイをでかくする。とにかくでかく。従来とは桁違いに大きくすることで視認性を向上する。
FAXは本当にレガシーな感じですね。
私は主に個人向けのFAXしか追っていませんが、次に買うなら受信FAXをメール転送できる機種と決めています。
ネットにつながる前提なら、ダイヤル番号をキーにネット上のハローページ?などから自動的に会社名を表示してくれても良いのにと思います。
大きなディスプレイと漢字表示が欲しいです。
投稿情報: かねたこうへい | 2010/08/28 19:32
コメントありがとうございます。
確かにレガシーな機械です。しかし、商売の取引においては未だに多く使われているのも事実。
昔に比べれば少なくなっているのかもしれませんが、数字は知りません。でも現役の通信手段であることは間違いありません。
そして、一定の確率で誤送信が存在していることもまた。
ペーパーレス化というスローガンは、10年以上前から叫ばれているにも関わらず、紙が減ったという実感は個人的にはありません。情報伝達手段として、紙のシェアは減ったかもしれないが、それ以上に情報量そのものが爆発的に増えた結果かもしれないと思います。
電話、メール、郵便、宅配、どんな手段にしても、誤送信はありえる。メールの方が、簡単にやりとりしている分、余計に恐い気がしますけれどもね。
むしろ、チャットやインスタントメッセージといった手段で、リアルタイムに相手とコミュニケーションしながらファイル添付した方が安全かもしれない。
メールやFAXの時間差コミュニケーションの利便性は犠牲になるけれど。
情報セキュリティの問題は、とてもやっかいなものです。そのおかげで、ノートPCによるモバイル環境の進化に大きなブレーキがかかってしまった。
ユビキタスな便利な社会の実現には、やはり個人認証手段の確立が欠かせないと考えます。
http://bit.ly/cYdAyH
FAXにしても、その機械を利用する人を事前に登録しておけば、個人認証と絡めて誤送信防止ができそうな。電話やメールの履歴を全て統合して相手を確認できれば。
その意味では、個人情報は統合した方が、利便性は増すはずだと考えます。データの正規化がまずないとシステムなんて使えない。ということになりますね。
投稿情報: 鍛冶 哲也 | 2010/08/29 04:21