GoogleですごいのはCEOのエリック・シュミットでも2人の創業者のうちのひとりラリー・ペイジでもなくて、もうひとりの創業者、セルゲイ・ブリンなのだと勝手にかつ直感的に思っていたのだけれど。
技術者ではなく、ビジネスマンであるシュミットも、悔しいけれどやはり卓越した人物であるようだ。
CEOシュミットが調査会社Gartner 開催のIT xpoというシンポジウムの中で、5年後のインターネットの姿について語った。
CNET JAPANのこの記事は、短いけれどもとても刺激的だ。ここからいろいろなことを考えさせられる。示唆に富んでいるというヤツだ。
グーグルのCEOシュミット氏が語る5年後のウェブ 〜大きく変化するインターネット〜
・5年後のウェブには中国語が溢れているだろう。←確かにそのとおり。(筆者のコメント。以下同様)
・5年後を想像するためには、今のティーンエージャーの行動を見るといい。←おっしゃるとおり。
・ソーシャル・コンテンツ、つまりユーザー生成コンテンツがこれまで以上に増え、かつ重要視されるようになる。←うーむ。まるで梅田望夫のことばのようだが、これも確かにそうだと私も同意するな。私も昨日、さらにブログをひとつ増やしたし。私にとってブログとは、既に何のために書くのか?という目的を通り越して、なんだか本能的に参加しなくてはいけないもののようになっている。自分ですら、何のためにやっているのかわからないが、やらずにいられないようなものになっているんだ。今、5つ持ってるんだもん。ブログ。
・コンピュータの機能向上により、5年後にはとんでもないことになっているだろう。←ぜひともそうなっていて欲しいね。別の記事で書こうと思っているけど、パソコンって確かに機能はとんでもなくアップしてるけど、使いやすくなってるかっていうと、全然そうでもない気がする。進化のバランスが悪いんじゃないのか。人に優しくなってないんじゃないか?
・コンテンツはこれまで以上に動画に移行する。←今やってる仕事からすると、是非ともそうあっていただきたい。
・Twitterのようなリアルタイムな情報が拡大し、それをどのように検索結果にランキングするかが大きな問題だ。←Twitterについては私は始めたばかりでよくわかりません。何が楽しいのかがわからない。まあでも確かに話題にはなってるしな。
いやいや。普通の人にはやはりこんなにいろいろ考えさせるような刺激的な発言はできません。確かに5年先には、今とは違う世界があるに違いない。これまでの感覚でいうと20年分くらいの違いになるのではないだろうか。変化のスピードはとてつもなく速い。ああでも人間がそれについていけないことによって、スピードが鈍る部分もあるかもしれない。テクノロジーは20年分進んでも、人間社会がついていけなければ、結局5年分しか進めないかも。
でもでもやっぱり5年しか進まないなんてことにはならないだろうな。10年分くらいは変化するんじゃないだろうか。つまりそれは想像できないってことですよ。予測不可。だからこそ、未来は想像するのではなくて、創造しなくてはならないのです。
それにしても、だ。この記事も充分刺激的だったけれど、シュミットのインタビューを動画で観た時に、また違うインプレッションを受けたよ。記事にされたものを読むのと、実際にビデオを観るのとではこんなにも違うのかと感じた。私のつたない英語力でも、ビデオの方が伝わるものは確かに大きい。ビデオの威力というものは、記者が記事にしてテキストで伝えるものよりも明らかに大きい。
Twitterの書き込みを、どうでもいいようなつぶやきに溢れているTwitterを、実際、読むにも値しないような書き込みが山ほどあるけど、当事者にとってだけ、そしてその瞬間だけ、意味があるつぶやきを、一体全体、どうしたらランキングして検索結果に反映したらいいのだ???と、いう感じが、文章ではあまり伝わらなかったが、ビデオを観ると、ああ!確かに!Twitterの大量なつぶやきの中から、読むに値する意味のあるコンテンツを拾い上げるのは大変だー!というのが伝わってきたよ。
それはつまり動画だからこそ伝えられるものが存在するってことなんだ。
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