今現在のインターネットのサービスは広告収入による無料モデルが大勢を占めている。だがしかしこのモデルがずっと続くのだろうか。
私は違うような気がする。コンテンツの作成には費用がかかる。当たり前のことだ。映画を作るにしても音楽を作るにしても。新聞も雑誌も基本、有料だし。無料のモデルの方がむしろ不自然なのではないだろうか。
ネットでの有料モデルには成功例があまりない。それは確かである。けれどもコンテンツの制作コストを全て広告料でまかなうモデルには限界があるように思われるのだ。
全てのコンテンツ制作費用をまかなうほどには広告業界は大きくない。コンテンツの何もかもが無料の世界が来るとは思えないのだ。
全てが無料で視聴できるテレビやラジオの方がむしろ特殊なのではないだろうか。これらのサービスは有限の電波によって伝えられるところに共通性がある。電波は有限であるが故にきわめて貴重なのだそれに対してネットにはほぼ無限といってよいくらいの拡張性がある。いくらでも情報量を増やすことが可能だし、過去の情報もどんどん蓄積されていって、しかもそれがいつでも利用可能なのだ。限られた電波メディアとの違いは大きいように思う。
そう考えるといずれネットのコンテンツは有料が当たり前になるのではないだろうか。なんでもかんでも無料って方がむしろおかしなことなのではないでしょうかね。
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