デジタルネイティブについて検索でひっかかったサイトについていくつか書いてみます。デジタルネイティブがどのように見られているのかのささやかな検証として。
まずはNHKが2008年11月10日にNHKスペシャルでとりあげた「デジタルネイティブ ~次代を変える若者たち」という番組の制作者が制作裏話を書いた「デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像 (生活人新書)著者:三村忠史と倉又俊夫」という本についてのアマゾン・ブックレビューから。本の出版も2009年1月なので古いんですけどね。
彼らの特徴。
1、ネットとリアルの世界を区別しない
2、情報は無料と思っている
3、ネットのフラットになれているため、相手の地位、年齢、所属などに こだわらない
そして、自由に、自分の都合と時間で仕事ができることを当然と考え、 いわゆる従来型社会の会社組織(デジタル・イミグラント)の規範で 働くことを拒否する。自由にネットの世界で行為、行動、商売を行い、 成果を出せば、いつ、どこで何をしていても、とやかく言われること はない、という考え方を持っている。
続いては小飼弾さんの有名なブログ「404 Blog Not Found」から。
今からやつらに任せろ - 書評 - デジタルネイティブが世界を変える
彼らは今までで最も高度な教育を受け、最も強い自己主張をしつつも、最もコラボレーティヴで、最も非暴力的でありながら、最もグローバルに行動する世代である。
今年の選挙がいつになるかはまだわからない。しかし来年になるということはないだろう。カードは旧世代の方にある。彼ら、いや我々がどれだけ既得権という、資本に見える負債を捨てられるのかが鍵となるだろう。
いや、捨てるのでない。委ねるのだ。より賢く、より速く、より協調的な、彼らに。
小飼氏は言う。彼らニュージェネレーション、デジタルネイティブにコントロールを任せた方が今のように旧世代が牛耳っているよりもよほどうまくいくと。私も同感だ。いや、いきなり全部任せてはうまくいかないかもしれないが。ある程度の助言は必要だと思うが。でも世代交代は絶対必要なのだ。今の政治も企業経営も老害に深く深く犯されている。リスクはあっても若者にハンドルを渡す時だと私は思うよ。今時の若者は案外、真剣だし真面目だと思うのよ。情報量の多さは伊達じゃないと思うのです。
そして3つめの引用は湯川鶴章氏のTechWaveから。
ソーシャルはリアルに傾くのか、デジタルネイティブは未来を生きているのか【湯川】
それは今後リアルな人間関係がソーシャルメディアを通じてつながっていく中で社会に非常に大きな変化を与えていくことを彼らは感じているからだ。
FacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏は、1つのサイト、サービスの利用者全体におけるFacebookユーザーが1割、2割のときと、7割、8割に達したときのソーシャルのパワーはまったく違うと語っている。同様に自分のほとんどの友人、知人、親戚までもがTwitterでつながり、彼らの息吹をリアルタイムで感じることができるようになれば、われわれのリアルの人間関係は大きく変化するだろう。社会は大きく変わるだろう。ゲームを通じて会ったことのない友人が増えていくのと、まったく異なる可能性が広がっているのだ。だからリアルにこだわるのだ。
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デジタルネイティブにとってはTwitterもEvernoteもDropBoxもあたりまえ
私はこのようにこれまでにも何度もデジタルネイティブに言及している。私は彼らNew Generationにそれほどにも期待しているのだ。「次世代」という言葉には希望の響きがあるのだ。
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