性犯罪の容疑で逮捕され拘束されていたウィキリークスの代表ジュリアン・アサンジ代表が保釈されました。
様々な機密文書を独自に入手し、公開するサイトのウィキリークス。アメリカの外交に関する機密文書を暴露して問題になっていました。各国に駐在するアメリカ大使による各国首脳に対する辛口な人物像・プロフィールなどが注目を集めた。
そのウィキリークス、サイト運営に利用していたアマゾンから利用停止を食らったり、サイトへの募金を集めるために利用していたペイパルからも利用指し止めを受けたりと、サイト運営に対する様々な妨害を受けていました。
その一方で、ウィキリークスを支持する人たちにより、数千ものミラーリングサイトがつくられたりもした。
問題の本質は、ウィキリークスというひとつのサイトにある訳ではないと私は思う。仮にこのサイトを閉鎖に追い込んだとしても、似たようなサイトはいくらでもでてくるはず。そこにニーズがある限り。機密情報をオープンにしたサイトに問題がある訳ではなく、問題があるとすれば、情報の入手経路にある。その入手方法が合法的なのか違法なのかが問題であるはず。
ひとたびオープンになった情報は、どんどん広がり拡散する。それが、いま我々が生きている時代なのです。
情報を公開したウィキリークスというサイトが悪い訳ではあるまいというのは、例えば、先の尖閣諸島での海上保安庁の船に体当たりした中国漁船の映像がネットに流出した際、その情報を掲載したYouTubeが批判の対象とはならなかったことと同様ではないか。YouTubeには売れない喧嘩を、そこまでメジャーではないウィキリークスには売っちゃうその姿勢がおかしいんじゃないのかな。
> YouTubeには売れない喧嘩を、
そういえばGoogleのトップはオバマ政権の顧問でもあるわけでしたね。利益相反が…
投稿情報: Account Deleted | 2010/12/17 08:08