先月、シャーリーン・リーとジョシュ・バーノフによる「グランズウェル 〜ソーシャルテクノロジーによる企業戦略」という本についてブログを書きました。
あの時はまだ読んでる途中だったのですが、読了しました。
で、感想を書こうと思ったのですが。「グランズウェル」で検索するとたくさんのサイトがひっかかります。いろんな人がブログに書いている訳ですが。
これがなかなか面白いです。このテーマで書いている人はテクノロジースノッブが多い。この言葉はそんな人をあぶりだすフィルターの役割も果たす言葉のようです。
例えばこんな感じ。
Heartlogic デジタルとのハッピーなつきあいかた 小林祐一郎オフィシャルサイト 〜マーケティング担当者を(たぶん)勇気付ける本「グランズウェル」
知と経験のオープンエンド(ブーレの書棚)ブーレが読んだ書籍の紹介と感想 〜グランズウェル
情報考学 Passion For The Future 書評、ソフトウェア評、日々雑感 橋本大也 〜グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略
なんか、感想、どうでもよくなってきた。要するにネットを使って 「顧客のことをもっとよく知ろう! 」 って話。
あ、もっと顧客と会話しようとかも。
読んでる時に思ったのは、 1998年にアメリカでヒットしたパトリシア・シーボールド著の「Customers.com」 (邦題は「ネットビジネス戦略入門 すべてのビジネスは顧客指向型になる」)の主張と似ているな、と。まあインターネットの本質がそのオープン性にあり、誰でも自由に情報発信できるようになることによって、ビジネスにおけるパワーが企業サイドからユーザサイドにシフトするって話なんで。
そういう考え方自体は、アルビン・トフラーあたりが「第3の波」で既に語っていたことのようにも思う。本質的な部分ではみな、核心をついていて、それが今、ようやく現実化し始めているのだと私は解釈している。
その意味では大きな時代の変化のうねりが押し寄せてきているという意味で、グランズウェルというタイトルはタイミングをいい当てているのかもしれない。
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