湯川鶴章という人の『次世代マーケティングプラットフォーム』という本を読みました。
「広告とマスメディアの地位を奪うもの」という副題がついた本です。
テクノロジーの進歩によって、93年にドン・ペパーとマーザ・ロジャースが提唱したOne To One マーケティングが現実化する萌芽が現れ始めているといった内容です。
ネットやケータイ、電子マネーなど、様々な行動のログが分散された状態ではあるけれど既にデジタル化され、データ化された状態で存在している。
私についてよく知った上で商品をお勧めしてくれればそれは便利ではないか。
例えば、高級レストランでワインを選ぶ時に、客の希望、要望をじっくり聞いたうえで、専門知識に基づいてお勧めのワインを提案してくれるソムリエのようなサービスをシステムによって代替できないかといったことだ。(そんなレストラン、いった経験はないけど例えとして、ね)
単なるお店の売りたい商品を押し付けるのではなく、客のことをよく理解し、客の好みや要望をよく聞いた上で選択肢を提示する、というところがポイントだ。
客を理解する上でデータが活用できないか。
まあデパートなんかで店員が近寄ってくること自体、わずらわしいと感じる人も多いようなので、お勧めサービス自体が結構、難しいのかもしれないけれど。
コメント
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