Google米国本社は、2月12日、Googleジャパンのサイトのページランキングを9から5に下げたそうです。
GoogleがGoogleのサイトの重要度評価指数を下げるとは、どういうことなのか。
その訳はGoogleジャパンが、そのプロモーション施策において、米国本社のガイドラインに違反したことに対するペナルティだということす。
Google本社は、PPP(Pay Per Post)はGoogleの品質ガイドラインに違反する、という立場をとっています。
PPPとは、ブロガーに対して特定の商品やサービスに関する記事を書くように呼びかけ、それに対していくばくかの報酬を払うしくみのと。ブログの記事を投稿することをポストする、というのですね。
商品の記事を書くことによって、お金をもらうので、サクラというか、ちょうちん記事とみなされることもあります。お金を払う側(PPP業者側)は、一般的には記事を書くことは頼むけれど、誉める記事を書くように強制はしていない、というのが多いようです。
Google本社は、PPPによるブログ記事が増えると、そこからリンクされる商品のサイトのGoogle検索エンジンにおける評価があがり、索結果の上位にくることになる。これは結果的に、Googleの検索上位をお金で買っていることになるため、このような行為をガイドライン違反としています。
もし、やるならサイトのタグに、nofollow というタグをいれて、検索エンジンがPPP記事だと識別できるようにしろ、とGoogle本社はいってる。
で、Googleジャパンはこのポリシーに違反してPPPによるプロモーションを行ったために、本社からペナルティを食らったという次第。
Google本社は、PPPに対して結構厳しい姿勢で臨んでいるといえると思います。
サクラとかやらせとか、そういうのはやっぱりちょっとね。実際の利用者の声としてネット上のクチコミが大きな影響力を持つようになった今の時代に、そのクチコミの信頼性を損なうようなやり方のように思います。
しかし、広告やプロモーションをする側の立場の人にとっては、クチコミを意識せざるを得ない状況であることも事実でしょう。
ブログマーケティングとは記事の掲載に対してお金を払うものばかりではありません。キャンペーンそのものの仕掛けとして例えば面白いブログパーツを配布するなどの方法もあります。ブログに書いたり、人に教えたくなるようなネタを提供すること。そんなプロモーションもブログマーケティングのひとつといえるでしょう。商品やサービスをいかにクチコミにのせてもらえるようにしかけるか?今後、クチコミはマーケティングやプロモーションの世界では、ますます重要なテーマになっていくことでしょう。
ただしそれは、個々のキャンペーンの企画次第ということかもしれず、サービスとして定型化することが難しいテーマなのかもれませんが。
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