今現在の通信業界の話題の中心はNGN=次世代通信網であると言ってよいだろう。
そのNGNの特徴はIP網であるということだ。信頼性の高いIP網であるという点だ。
それではIP網の特徴とは何か?それはコンピュータとの親和性が高いと言う点にある。パソコンクラスのコンピュータなら、今ではほとんどの機器にIP接続のインターフェースが既に備わっている。IP接続は既に確立され広く使われている技術であり、低コストでその機能を追加できる。
無線LANによる接続も普及が広がっており、例えばPSPやiPod Touchにもその機能がある。
現在は通信機能をもたない様々な機器に通信機能を持たせることは、比較的簡単にできる。その通信の範囲は家庭内にとどまらず、広域での接続が可能になる。これまでの電話の場合と異なり、距離というものがほとんど問題にならなくなる。
どこからでも自由にアクセスし、コントロールすることが可能になる。
簡単に言うと何でもLANにつながるということだ。つないでそこからデータを集めることができる。逆にコマンドを送ることもできる。端末が単独で動作するだけでなく、他の様々な条件を総合してその動作を決定することが可能になる。動作の決定を外部で行うことも可能になる。様々なデータを集計して、その上で決定を下すことができる。
アクセスの自由度が高い。そう、電気仕掛けの網は自由度を広げる可能性を持っているのだ。
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