「Kinectでロボットを操作する動画」
とにかくKinectが凄いんですよ。追っかけてたらそれ専門のブログになりそうですが、ここのところこのブロガーズネットワーク翼でロボット絡みの話題が賑わっていますので、今日はその動画を。Kinectで小型ロボットを操作してるんですが、自分のからだの動きがそのままロボットの動きになるわけで、これってSFそのままの世界ですよね。
舞台が和室というのが何ともいえない雰囲気です。ホストコンピューターにKinectを接続し、ホストからロボットへは無線LANで信号を送っているようです。ロボットはこちらの製品ですね。
ロボットの関節可動域が人間のものと相当にちがうので、人間の動きそのままのコピーとはいきません。それにしても、凄いものですよ。
via mazmot.bloggers-network283.com
うーむ。ものすごいお金をかけて開発した訳ではなく、個人の趣味のレベルでここまでいくわけですね。今、ここにあるSF的世界という気がします。
人の動きをコンピュータに取り込むモーションキャプチャ技術を利用して、実際のリアルな映像とCGのバーチャルな映像を重ね合わせてリアルタイムに映像合成するという、ある意味AR(Augmented Reality)的・拡張現実感的なこっち↓の映像も面白いですね。
Kinectでウルトラセブンのなりきり動画 (寝たふりモードでネタ拾い by 松本淳)
ロボットをいかに動かすかという点では、これ↓もなかなかスゴイ。HRP-4C未夢もそうだったけれど、やっぱり見た目も大事だなと思うのは、このロボットがシャア専用ズゴックの外観を持っていること。それによって、この動画のインパクトは倍増してる。メカメカしい動きも、この場合は逆にリアリティを増していると思う。
市販ロボットがモビルスーツに! パイロット気分で操作できるシャア専用ズゴックを作ってみた(動画) ~GIZMODOより
ところで、踊るロボットについて、産業技術総合研究所開発のHRP-4C未夢(ミーム)をめぐって過去に3つの記事を書いたが、「踊る」ことの表現力については、こっち↓のダンシングドール「亜里栖」の動きがすごいのだ。私にとっては衝撃的な映像だった。最初に見たときは、コマ撮りの特撮かと思ったほどだ。これ、身長約60cmのロボットらしいのだが。こんなに動いてるのに一体、どうバランスを取っているのだろう?
スーパードルフィーが「Bad Apple!!」に合わせて踊る! ~YouTubeより
手の動きの表現力が素晴しい。これは未夢にはない表現力だ。なんだか、ブレードランナー的な世界を連想してしまう。これまたひとつの今、ここにあるSF的世界。
どうやらこれが特撮ではないらしいというのがこちらのホームページだ。
あの「スーパードルフィー」が動く!踊る! dancingdoll-rz.com ローゼン・ゼベット
今時は、リアルな人間のダンスの振り付けの方が、動き続けるのではなく、決めポーズでの静止を多くとりこんだ振り付けになっていることも、ロボットが真似をしやすい要因のひとつではないかと思ったりもする。故マイケル・ジャクソンもロボットライクな動きを取り込んだりもしてたし。ロボットが人を真似し、人もまたロボットを真似る。
それは合わせ鏡のようなめくるめくシミュラクラの世界。
関連する過去の記事
これ、ですね。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB
製品なら欲しい、と思いましたが、自主開発マシンのようです。
投稿情報: Account Deleted | 2011/01/08 13:15
で、こんなネタはどうです?
http://www.gizmodo.jp/2011/01/60_9.html
投稿情報: Account Deleted | 2011/01/08 13:55
ダンシングドール、60cmというのは以外に大きいです。サイズを実感できるこんな動画もありました。
http://www.youtube.com/watch?v=lT6VGzD0j3c
それにしてもこのバランスは素晴しいのひと言。
で、自分の身体にオイルをかけ続ける機械ですか。
ま、人生なんて所詮はそんなものなのかもしれませんね。
かけ続けているうちに、そのうち悟りを開いちゃうかもしれないし。
ああ。でもやっぱり変化のない人生なんてイヤかもしれない。
投稿情報: 鍛冶 哲也 | 2011/01/08 16:03
なんかさらに脱線しますが、たとえ動かなくてもこの↓人形たちの世界観はスゴイ。
http://www.youtube.com/watch?v=xg71XJQfBW0&NR=1
なにかが漂っている。写真を通してすら、その存在感が伝わってくる。
ヒトガタというものには、心の奥の何かに触れるものがあるのかもしれません。それは不安?共感?
コトバという概念を操り、類似性を感じ取る人間知性の性質によるものかもしれない、なんて大袈裟なことも考えてみたり。
擬人化により共感を覚えたりすることは、アニミズムにも共通することかもしれない。動物を擬人化したりすることは様々な国でも共通してあること。
ヒトガタには意外に大きな意味があるのかもしれません。
そういえばカルトSF映画「ブレードランナー」の中にも人形の館みたいのがでてきてたな。
投稿情報: 鍛冶 哲也 | 2011/01/08 16:20
二足歩行などしなければ、ロボットはここまでできる。
http://www.youtube.com/watch?v=MY8-sJS0W1I
日本人女性のリアリティとしてはかなりのクオリティ。これはこれでたいしたもんだ。なんとも、平均的なルックス。
だけどこのロボット、マラソンの高橋尚子に似てませんか?
投稿情報: 鍛冶 哲也 | 2011/01/08 22:22
YouTubeで見つけたこちらの動画。最後の方で、いろんなタイプの小型のロボットたちがそれぞれの動きでダンスしているシーンが印象的。
Keepon dancing to Spoon's "Don't You Evah" http://www.youtube.com/watch?v=nPdP1jBfxzo
投稿情報: 鍛冶 哲也 | 2011/04/01 06:13
こちらのロボットは、これはこれで微妙な存在感をかもし出している。
Animatronic Boy http://www.youtube.com/watch?v=wLnBK3-w7zI&NR=1
投稿情報: 鍛冶 哲也 | 2011/04/01 06:27