ドコモが来年4月発売の携帯端末から、SIMロックを解除する機能を導入することを発表しました。
端末が通信キャリアの縛りから自由になることで、ユーザのメリットは拡大すると思います。ただ、ソフトバンクの社長が、iPhoneについてはSIMロック解除の対象外とすることを公言しているので、そのメリットは当面極めて限定的なものです。多くの人が期待していることなのですが。
しかし、少し先を考えた時、このSIMロック解除の意味は大きいかもしれません。今後、電話だけでなく様々な機器がCPU(=頭脳)を持ち、お互いに通信を始めることを想像してみると、通信キャリアから端末が自由になることの意味は大きい。例えば携帯ゲーム機が通信機能を持ち始めた時にはキャリアの制限なんてない方が絶対にいい。ただそのためには、通信の料金プランがもっと安くなることが必要なのでしょう。けれど端末開発の自由拡大によって可能性は広がっていくんでしょう。
あと、必要なのは想像力。
ユーザビリティを考えると、万能多機能端末よりも特定機能に特化した専門端末の方が使いやすいはず。シーンごとに様々な端末を使い分けるようになるでしょう。端末の多様化は進み、パーソナルなデータが更にクラウドに蓄積されることになるのだと思います。端末同士が連携し、ハーモナイズしていく方向に進んでいく。目指す方向は調和。
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