何が正常で何が異常なのか。
その境目はあいまいでうつろいやすい。
踏み絵になるような映画がある。
ロバート・ロドリゲス監督の「プラネット・テラー」がそれ。
好きな奴には最高の映画だが、好きじゃない奴には何が面白いのか全くわからない。
わかる奴だけ分かればいい、というような映画だ。
エログロナンセンス全開。
私は小さい頃からちょっとアブノーマルなものが好きだった。
エキセントリックなものが。
そして、そのことを自覚していたように思う。
自分のアブノーマルさを自覚していたからこそ、私はコモンセンスを持っているのだと思う。
共通感覚。
あたりまえの常識。
アブノーマルがゆえのメイクセンス。
正常と異常の区別など、信用すべきものではない。
そのさかいめは曖昧にして頼りないもの。
その境界を行ったり来たりすることの快楽というものがある。
自らの体で感じるものこそが真実。
自分で感じるものを信じるべきである。
それこそがかけがえのない己の真実なのだ。
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