表の顔と裏の顔

普段、仕事をしている時の自分と、休日にライブハウスでロックバンドの演奏を大音量で全身に浴びている時の自分は、まるで別の人格であるように感じることがある。

実際、価値観も考え方も別人なのではないだろうか。

そんな時に、どっちが本当の自分なんだろうか、なんてことを考えたりしたもんだよね。若いころにはね。

どっちが本当か？という問題の立て方をするから、どっちかが偽りの自分じゃないかっていう悩みが出てきちゃうんだよ。

二者択一の問題設定は、気をつけないと危ないんだね。白か黒かのデジタルですべてを切り分けようとすると、現実と合わなくて齟齬が生じてくるんだ。真か偽か、善か悪かの二者択一では世の中やってけないってことだ。グレーゾーンという中間地帯を設定しないとね。

 

そしてもうひとつの方法が、表の顔と裏の顔のふたつだけじゃなくって、もっともっとたくさんの顔を持つこと。

私の場合は今、このブログの他にふたつのブログを 書いてて、ミクシイやマイスペース、Last.fmという３つのSNSにもあれこれ書いている。それぞれのサイトでテーマを変えて書いてたりするもんで、それに合わせてキャラも違ってたりするわけだ。

いろいろな相手に合わせていろいろな自分を演じている。もはや自分でもわけわかんないけど。そうなってくると、もはやどのキャラが表でどのキャラが裏か 、どのキャラがメインでどのキャラがサブかなんてことは気にならなくなってくるね。全部まとめてひっくるめて自分なんだもんね。

 

あれ、でも自分で書いてて思ったけど、ブログごとにキャラを分けて書く必要なんてあるのか？

ないよな別に。

たぶん、今は過渡期なんだ。ブログとの付き合い方において。自分自身のブログの使い方、位置づけの点と、それからブログサービスの在り方自身が。ブログサービスにしても、今はまだ中途半端なところがあるんじゃないかな。