2012/03/13 東北から日本復活 ~顧問業の現場から~ by sugibeya
自身もバブルど真ん中世代なので偉そうに言えないのですが、歴史のある大手家電メーカトップ連中は80~90年代のイケイケドンドン時代を未だに引きずっていて、それ以前の革新的なアイディアを生み出していた頃をすっかり忘れているんではないでしょうか?
いやむしろ忘れているのではなく考えるのを避けているのかもしれません。
私も大手企業に二桁年所属していたことがあるのでよくわかりますが、日本の構図とよく似ています。
まあ、日本があっての日本企業なので当たり前って言えば当たり前なんですが、個人個人は危機感を感じていてもアフター5の居酒屋で朗々と議論はするだけで、会社にいる時は目の前のルーティンワークをひたすら片付けることに専念し、同じ様な発言と同意を繰り返す日々を何十年も繰り返している。
そう、正に日本国民そのものです。
国民性なんでしょうか。。。
戦争に負けて何もなくなって「失うものはない!挑戦していくしか無い!」というマインドで突き進んだあの頃とは全く違うんでしょうね。勿論、そんな事は経営層も感じてはいて、外国人を多く雇用したりしてますが、小手先の絆創膏では逆に現場にストレスを与える結果になっています。そういう意味では、敢えて不謹慎な事を言うようですが「311」はある種の起爆剤になったかもしれません。
東北から世界を変えるようなイノベーションが起こることを期待します。
「東北魂」をsugibeyaは応援しています!
via sugibeya.bloggers-network283.com
上記、sugibeyaさんのブログを読んで考えた。
日本には危機感がなさ過ぎる。変化に対して後ろ向きで、現状維持に固執する人間が多過ぎる。偏見かもしれないが、あらゆる局面でそういう志向が表れている気がする。
TPPしかり、財政赤字も、年金問題もしかり、医療保険制度も、農業保護政策も、沖縄の基地移転も、終身雇用や年功序列といった雇用制度も、外国人労働者受入も、テレビのネット配信とか、電子書籍とか、著作権とか、もうあっちもこっちも既得権問題ばっかり。
何も変えられない。にっちもさっちも動けない。臭いものにフタ。問題の先送り。
なんだか、この国には問題を解決する力というものが全くないような気がする。
みんな一緒に地獄へ堕ちてもしょうがないと思ってるのか。自分だけは損したくないという、それだけが絶対的価値観なのか。今まで手にしてきた既得権はそれが例え不適切なものであっても、絶対に手放さない。というか、それを止めるという制度改革ができない。天下りもなくならない。高度成長期からバブル期までの間でこの国はなんだかすっかり安心しきってしまったのか。変化を拒絶し現状肯定する以外の選択肢は検討すらされないうちに完全否定か。自分の目の前の銭勘定以外何も見えないのか。誰も未来を見ようとはしないのか。外国はみんな敵で、政府が何とかすべき問題なのか。見たくない現実からは目をそらして生きていける。それくらいには豊かだということか。「自分には関係ない」。そういうことか。
正義はどこにある?
いったいどうしてこんなにも極端に保守化してしまったんだ?古い制度は壊して作り直すしかないじゃないか。何十年も前につくられたルールや法律は、今の現状に合わせて作り変えるのがあたり前じゃないか。
いろんな会社で、いろんな業界で、いろんな制度で、今までどおりのやり方では現状維持ですら不可能だ。それは明らかではないのか。
いっそ、霞ヶ関の連中は半分にして、民間企業に放り出してはどうだ?もともとは頭のいい人達なはずなんだから。制度というものを維持しているのは行政。お役人というものは今まで守ってきたものをゼロから創りなおすということがどうやらすごく苦手みたいだからな。
一回、カオスにしてそこから創りなおす方がカンタンなような気がしてきた。
この国の病気には病巣切除という外科手術が必要なんじゃないだろうか。
鍛冶さん、sugibeyaです。
最近感じるのが、一致団結イケイケ時代と大きく違うのが日本は大きく階層分離してしまったなと。
上の層(上というのはなんか嫌ですが)の経団連、官僚、政治家達は実は相当危機感を抱いていてそれに対する処置を「彼らにとって」正しい形進めようとしている、但し、そのやり方が下の層(下というのはなんか嫌ですが)が望むこととは違っていて双方利害関係が一致しない。
いやちょっとまって?経団連、官僚、政治家達はそもそも誰の代表者なのか?
既にこの時点で大きく矛盾が発生しているのです。
そしてその「上の層」を支持して盛り上げているのが大手マスコミです。
それに惑わされる情報弱者たちが方向性に迷い「おい、おかしいぞ」という大声を出し難く(まあ、国民の我らも悪いのかなあと弱気に)なり一致団結出来ない。
そしてズルズルと・・・。
こんな感じじゃないでしょうか?
投稿情報: Account Deleted | 2012/03/19 16:29
確かに 卑近な例ですが、
危機感がない人
多い と思います!!!!!
投稿情報: Account Deleted | 2012/03/19 21:24
危機感があっても、何をしていいのかワカラナイ点も問題かもしれません。
不安と焦燥に駆られて、騒ぎ立てる人達にも悩まされます。
世界に通用するようにコツコツ積み上げるしかないし、20年かけて膨らんだ負の遺産は20年かけてコツコツ修復するしかないのではないかとも思うのです。
特効薬なんてなさそうですし。
投稿情報: Account Deleted | 2012/03/21 00:22
う~ん。どうでしょう。コツコツとでも修復する決意があればいいんでしょうが、苦しい今この時を踏ん張って頭を低くして耐え忍べば、そのうちまた良くなるはず。みたいな問題の先送りがあちこちにあるんじゃないかなっていう・・・
或いは、問題はわかっているけど、どうしていいかわからないってケースも確かにあるんでしょうけどね。でもそこで思考停止してしまうのはやっぱりマズイんじゃ・・・
会社をたたむっていうのも、選択肢のひとつだっていう覚悟も必要なのかなって。まあ、確かに言うのは簡単なんですけれども・・・
投稿情報: 鍛冶 哲也 | 2012/03/22 01:24