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2011/05/08

コメント

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鍛冶 哲也

この際、本気で覚悟を決めて、古いやり方を全部見直しすることができたら、日本は随分身軽になれるはず。

「全部」というのがポイントだ。厳密な意味で全てを見直すことは到底不可能だが、だがしかし、個々の問題をそれぞれ個別に改善するのではなく、あくまでトータルに見直すことでその効果、その影響は個々での見直しよりもはるかに大きくなる。

震災の被害が極めて大きいために、旧来のやり方を大胆に改めるためのきっかけとするべきであろうと考える。理念としては全面的に改めるべきだ。この危機はそれくらい大きい。

どう見直すか。

余計なコストや余計な手順を全部止める。既得権益はなしにして効率を優先してリデザインする。

東電やマスコミの高給もなし。稼ぎに応じたペイにする。

ずっと続いてきた無駄をこの際、カットできれば効率はあげられる。回転を速くできる。スピードをあげられるはずだと思う。

あくまでも覚悟を決めて、リデザインを断行すれば。の話しだ。

やるべきだ。と私は思う。

私は無責任に放言してるだけだけど、リデザインするべきは「ニッポン」だ。財際赤字と社会保障だけじゃない。民間企業のあり方も含めてリデザインだ。

「ニッポン」全体で取り組むべきだが、個々の企業でできることもあるはずだ。これから将来に向けての大胆なリデザイン断行の上では、年寄りがそれを決めるのではなく若者世代への大胆な権限委譲もあわせて進めるべきだと考える。

例えば、企業の製品開発における権限を大幅に若手に権限委譲する。あわせて、その開発プロセスをオープンにすることを決める。デジタルネイティブ達はネットを通じた横のつながりがオールド世代よりもはるかに強いだろう。

開発プロセスをそのネットワークに流し込むのだ。オープンなかたちで。ネタに魅力があればフィードバックは速く、大きいだろう。従来よりもずっと消費者ニーズに、マーケットにマッチした開発が期待できる。

日本再生のためにはネットをうまく使うことが効果的なんじゃないだろうか。うまく使えばすごいことができる気がする。スピードと広がり。それをうまく使えればそのポテンシャルは大きい。

そういうことを始められれば。

それが残された希望であるように思う。
 

鍛冶 哲也

本文中で述べているが、今後、国際的に原油価格が上昇するのはほとんど確定だ。

それに円安が重なるとどうなるか。物価高。インフレ。それはすみやかに効く。電気料金は上がる。今の法律ではそうなっているはずだ。

景気の回復がそのインフレに追いつかなかった場合どうなるか。

景気の停滞と物価上昇が同時に進行するスタグフレーションというやつだ。

生活環境は悪化する。不満はたまる。

今までが幸せすぎたのだろうか。

不満がたまって、その先はどうなる?

政権は交代するかもしれないが、それで景気はよくなるだろうか?

さらに公共事業に税金が投入されるのか?道路とか?リニアモーターとか?

借金は増える訳だ。

ニッポンのリデザインは、やはり断行されるべき必然ではないだろうか。

いずれにしてもこの危機は極めて大きい。

ニッポンは壊れるかもしれない。

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