問題解決のためにやるべきこと。
まず初めに現状を把握すること。事実をつかむこと。憶測や意見ではなくデータを集めること。
次にあるべき姿を描き出すこと。どうありたいのか、どういう風になりたいのか青写真を明確にすること。
その次に、あるべき姿と現状とのギャップを認識すること。そのギャップを課題として設定すること。
その後、ギャップを埋めるための方法を考えること。先入観を捨てて、あらゆる可能性を検討すること。
その対策に優先順位をつけること。
対策を実行すること。
実行の結果、成果を確認すること。
成果に応じて、対策の見直し、修正を行うこと。
それが様々な問題解決の基本。
今の震災被害の復旧にしても原子力発電所の事故の復旧にしてもやり方は一緒のはずだ。被災者がどこにどれくらいいるのか。被害の規模は何がどれくらい被災しているのか。使えるものは何なのか。物資はどこに何がどれくらいあるのか。
マップの作成。まずは現状把握をきちんとしなければ対策がたてられないだろう。全体像をつかまなければ。救援に向けられる人や機材の把握も現状把握のうちのひとつ。道路はどのルートが使えてどのルートが使えないのか。輸送のトラックはどこにどれだけあって、ガソリンはあるのかどうか。それらのリソースをどう使うのか、それが対策の検討になる。
今回の震災では、情報を収集するべき自治体が大きな被害を蒙ったことにより情報収集が全くできていないように思われる。あらゆる行動が後手後手にまわっているように思えてならない。
全体像がつかめない今回の場合は、全体最適もくそもない。効率が悪かろうがなんだろうが、とにかく現場が現場の判断でできることを何でも手当たり次第にやるしかないだろう。コントロールというものがない状態では考える前に動くしかない。指示を待っていても無駄。全て現場の判断でやることだ。権限もくそもない。
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