今、ちょっとした興奮を味わっているところです。
フィリップ・コトラーの「マーケティング・マネジメント」という本を今読み始めたところなんです。コトラーの本を読むのは私にとって初めて。何しろマーケティングの神様、フィリップ・コトラーの代表的著作です。この本の帯にも「マーケティングのバイブル」という文字が躍っています。本の厚さもバイブルなみです。とにかく厚い。重い。967ページもあります。最後までたどり着けるだろうか?
しかしながら、この本を丸善のレジに持って行って会計を済ませて、私のものになった瞬間から、なんともいえない満足感を覚えてもいます。いつか読まねば、という課題の本であり、またそれ以上にきっと読んでみたいというあこがれの書でもあるのです。私にとって。
そんなある意味では神聖なとすらいえるような本書の冒頭、10ページに、マーケティングの対象となる10の要素についての記述があります。財、サービス、イベント、経験、人、場所、資産、組織、情報、アイデア。マーケティングの幅も広がっているという今日的な状況にキャッチアップしているよ、という著者の主張が伝わってくるようです。
その中で、マーケティングの対象としての「人」の項目に、今日では映画スターは自分のためのエージェントや専属マネージャーを雇い、PR会社を利用しているという記述があります。それは世間の注目を集める芸術家、音楽家、企業のCEO、医師、弁護士、投資家にも 広がっているとしています。私が驚いたのは、その後にその例として、マドンナ、ローリング・ストーンズ、エアロスミスの名前があげられていたことです。
憧れの大著と向き合っていささか興奮しながらページを進めていた私にとって、予想だにしなかった邂逅でありました。フィリップ・コトラーがエアロスミスに言及している。エアロスミスとマーケティング。冷静に考えれば、音楽業界とて立派に大きなビジネス領域であり、エアロスミスもその業界の中では明らかにビッグな存在であるので、そのビジネスをマーケティングとしてとらえることに、特段の不思議はないのも道理ですが。しかし、それは私にとっては全く予想もしなかった突然の不意打ちでありました。エアロ好きだから、私。
いやあ、ワクワクするなあ、こんな出会い。本当に。未知との遭遇とはこういう体験をいうのでしょうね。
マーケティングの神様のこの分厚い本をじっくり楽しみながら読み進めていきたいと思います。
オレってホント、マーケティングが好きなんだなあと改めて思ったりもします。
それにしてもワクワクするなあ。今というこの時に、このような大著と向き合うことについて、一期一会という言葉を思います。
最後まで完走できますように。
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