データの集積が新しい可能性を生む。
人間=メモリ。蓄積された記憶の塊。情報の集積。
リコメンドはデータの集積に基づく。
そのベースとなる集積が、その個人の履歴に限定されればパーソナライゼーション。
何かのキーを基に同じ集合にカテゴライズされた集団のデータから抽出されたパターンに当てはめれば、アマゾンの「この商品を買った人は、他にこんなものも買っています」というリコメンデーション。
データの蓄積が重要であることは言を待たない。
われわれの日常生活を取り巻く様々な機器や家電が頭脳を持ち、データを蓄積したら何が変わるだろうか。私のことを一番よく知っているのは、家にある家電であるという世界は実現するだろうか。
これまで刷り込まれてきた情報家電という言葉のイメージを、一旦デリートする必要がありそうだ。蓄積装置としての家電。メモリー家電。
これまで、ライフログというアイデアは、「私」という個人の行動を追いかけるものとしてイメージされてきた。自分の体にカメラやマイクを付けて、行動を追いかけるパターンだった。カメラは今や街中にある。「私」の外側にあるセンサーが情報を蓄積し、後からそれを集め、統合し、集積する。
そしてそのあと、その情報をどう使う???
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